(上)吉田社長の話に聞き入る (下)吉田社長とラベンダー畑で
8月1日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークを視察する機会が持てました。ノーザンホースパークは、NHKの前ワシントン支局長であった手嶋龍一さんから紹介され、以前からうかがってみたいと考えていた場所です。
夏真っ盛りの沖縄から一転して、風が爽やかでやわらかな緑につつまれる北海道の牧場をノーザンホースパークの共同代表、吉田勝己社長に案内していただきました。
ノーザンホースパーク内には、ひき馬や観光馬車など、馬とふれあえる施設・設備、アチェリーやパターゴルフなど、アウトドアを楽しめる施設、旬の食材を使った料理を楽しめるレストラン等があります。現在、夏休みということもあって、牧場は1日1500人のお客様を迎え入れ、公園内は小学生ぐらいの子供連れ、お年寄りの団体客で賑わっていました。
そして、このノーザンホースパークは単なるテーマパークというだけでなく、サラブレッドなどの馬の飼育、繁殖を行う場所でもあります。ここで生まれ、育てられた馬たちはせりにかけられ、3日で163億円の売り上げを上げたこともあるということです。
緑あふれる広大な牧場はまさに「でっかい北海道」という感じで、ラベンダーの花々や紫陽花が咲き乱れ、心も体も癒されました。
沖縄において広大な米軍基地を住民が取り戻すことを考える場合に、そこでどのような産業を行うかの構想は重要です。そして、米軍基地跡地にあるべき産業は沖縄の歴史、風土、文化を活かしたものであることが望ましいと考えます。その点で、このノーザンホースパークのように、その土地にあった様式で生産を行いつつも観光客も誘致するという産業は参考となるはずです。
(上)牧場を背景に (下)吉田社長のお父様(先代社長)の銅像をバックに