うみないび



言葉の回復に予算を――失語症ライブに参加して

 皆さんは失語症をご存知でしょうか。失語症というとことばを喋れなくなることと思われていますが、実際はもっと複雑です。
 失語症は脳梗塞や脳出血、頭部外傷などが原因で、ことばを話したり理解したりすることが不自由になった状態のことを言います。
 失語症は言葉の障害なので、ことばを通したやりとりには不自由なことがあります。しかし、まわりの状況を判断することや、家族を思いやる気持ちは保たれることが多いのです。さて、その失語症の皆さんと久しぶりにお会いしました。

 大城貴代子さんのお誘いを受け、3月4日(土)午後1:30~3:00、首里にある県総合福祉センターで開催された第6回失語症ライブに出席しました。失語症「ゆんたく会」の皆さんとは、沖縄コンベンションセンターで昨年開かれた全国大会でお会いして以来8カ月ぶりでした。
 メンバーの皆さんはオープニングの「365歩のマーチ」を歌い、若いボランティアの皆さんと一緒に体で表現し、明るく楽しくライブに参加していました。
 その日は、東京から来られた「失語生活とリハビリ研究所」の遠藤尚志先生(写真1)の指導もありました。東京都の職員を退職された先生は、介護保険事業を経営する会社を設立し、失語症の皆さんが毎日でも通える「失語症デイサービス」を各地で開設することに力を入れています。また車椅子での海外旅行を企画して、外国の失語症友の会との交流を積極的に進めるなど、国内、海外を問わず飛び回って活躍されています。
 私もあいさつをさせていただきましたが、家族やボランティアの皆さん、そして何よりも、ご本人の言葉を取り戻したいという強い信念を持ち努力していくというプロセスの中で、大城栄徳さんのように言葉を回復される方もいらっしゃるのです。
 国や県、市町村の福祉予算の中で、失語症対応の通所施設の予算が計上されるよう国に働きかけていきたいと、ごあいさつさせていただきました。
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写真1 左から2人めが遠藤尚志先生
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写真2 ボランティアの大学生の元気な「365歩のマーチ」にのせて、会場のみなさんも一緒に歌いました。
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by keiko_itokazu | 2006-03-07 15:34 | diary
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