うみないび



平和憲法の尊さを再認識――『憲法と沖縄』で講演会

 4月10日の夕方、東京の市ヶ谷にあるアルカディア市ヶ谷(私学会館)に向かいました。憲法問題研究会の清川紘二先生(東京経済大学)のお招きで、「憲法と沖縄」と題した講演・討論会に参加するためでした。講師は古関彰一先生(獨協大学)と我部政明先生(琉球大学)です。古関先生は以前、和光大学・津田塾大学・法政大学の沖縄セミナーの折り、私の案内でバスツアーを体験されたこともあるとのことで、お会いするのを楽しみにしていました。開演前の会場で早速、ごあいさつをして、ことばを交わしました。
 
 古関先生は、衆院の憲法調査会に参考人として出席されたこともあるそうで、審議内容や委員である国会議員の「憲法」に対する認識、見識の希薄さを指摘され、危機感を募らせていました。さらに自民党の新憲法草案や憲法改正を意図した「国民投票法案」の問題点を質し、新憲法「制定」ということばの誤りにも触れ、「制定とは革命やクーデターで政権が誕生したとき、憲法制定となるのであって、現憲法を改正するのに、自民党はことさら新憲法とか制定ということばを遣う。ある意味、現憲法の否定になる」と強調しました。そして、何かの弾みでドミノ倒しのように一気に憲法改正に向かうのではないか、といういまの状況の危うさを説いていました。(詳しくは古関彰一著『平和国家・日本の再検討』、岩波書店、岩波書店ブックレット『憲法九条はなぜ制定されたか』をお読みください)
 
 我部先生は、沖縄の基地問題に絞って講演され、特に、去る4月7日に基本合意されたキャンプ・シュワブ沿岸への新たな基地建設について問題点を指摘しました。2本の滑走路を建設することは基地強化であること、普天間飛行場の危険除去が最優先されるべきであること、地元の負担軽減の欺瞞性など、あらゆる角度から現状を分析し、在日米軍の再編による日米軍事同盟の維持と強化を問題にしました。そのうえで「沿岸案を修正して合意された沿岸修正案も在沖米海兵隊のグアム移転の動向からして、いずれ暗礁に乗り上げ、実行できないだろう」との見解を示しました。
 その後に討論となり、私も参加者の1人として発言し、国会での質疑を紹介しながら、在日米軍の再編が沖縄の負担軽減にはなりえず、基地の恒久化につながることを強調しました。
 
 討論が終わると懇親会が開かれました。主催者を代表して清川先生が参加者の1人ひとりをユーモアたっぷりに紹介、会場は和やかな雰囲気に包まれ、閉会は9時すぎとなりました。私にとっては、平和憲法の尊さを再認識し、平和を問い直す一日となりました。
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古関彰一先生(左)と我部政明先生(右)
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by keiko_itokazu | 2006-04-12 16:43 | diary
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日記