デザイナー美野定雄さんの指導で紙すきを体験
7月23日(日)、東陽バスのバスガイドやひまわりガイド、一般の皆さんにお越しいただき、約30名で「糸数けいこと学ぶ文化体験ツアー」を開催しました。
午前9時にバスは那覇市の県議会前を出発し、最初の下車ポイントである国頭村比地の美野定雄さんの和紙づくり工房、「生活創庫AUDZU(オズ)」に到着しました。そこで、私たちも実際に和紙づくりの紙すき体験をしました。作った和紙は後日作った人に返されるので、どのようなものができたのか楽しみにしています。
昼食後、大宜味村喜如嘉の「喜如嘉まつり」に参加しました。まつりは、芭蕉布会館での作品展示と、地域の皆さんによる夕方のエイサーなどで構成。芭蕉布は糸芭蕉を原料とし、一反織るのに栽培から4年ほどかかるものもあるということです。
芭蕉布会館では、そのような芭蕉布を戦後復興し、県指定無形文化財の保持者でもある、平良敏子さんにお話をうかがう機会がもてました。平良さんは大正10年生まれ。芭蕉布について説明してくださる平良さんはとても元気で、「芭蕉布の里」、そして「長寿の里」の大宜味村を実感しました。
今回のバスツアーでは主にバスガイドの皆さんに参加していただき、近年の観光をめぐる状況、そして観光に関わる皆さんの観光客を満足させるための努力についての意見、情報交換もすることができました。私のバスガイド、平和バスガイドとしての経験が、今回のバスツアーを通して、彼女たちの一助となってくれることを期待しています。
また、美野定雄さん、平良敏子さんには、お忙しいなか協力していただきました。ありがとうございました。
芭蕉布の里では平良敏子さんにお話を伺う